2018年度理事長紹介

2018年度の理事長の紹介ならびに理事長所信です。


はじめに
 戦後間もない1949年、『祖国日本の復興』を旗印に、日本初の青年会議所となる東京青年会議所が産声をあげました。
それから遅れること13年、1962年に日本で228番目のLOMとして唐津青年会議所が誕生しました。
以来、この青年会議所とその精神が今日まで脈々と受け継がれてきた要因は何でしょうか。
恒久的世界平和や明るい豊かな社会を創るための熱い想いがあったことは勿論ですが、
それを行うための活動・運動を楽しんだからこそ続いてきたという側面もあったのではないかと思います。
他者の意識を変革させるためには、まず自らの意識を変革させる必要があります。
同じように他者を楽しませるためには、自らが楽しむことが必要です。
40歳までの限られた時間を、志を同じくする仲間たちと精一杯楽しみましょう。

青少年交流
 『地域の子ども達は地域で育てる』 
10年指針である『ゆめのかたち』にも書かれている我々の理念でもあるこの言葉ですが
自分達の地域では果たしてどれだけ実現できているでしょうか。
我々の幼少期と現在を比べたときに、地域と子ども達の関わりは昔よりも密接になっていると言えるでしょうか。
 インターネットの普及や核家族の増加など、子ども達と地域との関係性が希薄になっていった原因は様々あります。
それは、時代の流れとして致し方ない面もあるのかもしれません。
 しかし、だからと言って我々がそれに対して手をこまねいていてもいい理由にはならないはずです。
むしろ、地域との関係性が希薄にならざるを得ない時代だからこそ
我々の手で子ども達に地域という『世間』に触れさせる機会を創ることが重要です。
我々が子どもの時に経験して良かったと思うことや、子どもの時に経験できずに後悔していることを、今の子ども達に精一杯伝えていきましょう。

まちづくり
 我々がこの『からつ』に住み暮らす理由はなんでしょうか。
家庭の事情や仕事の都合で仕方なくという人もいれば、『からつ』で生まれ育ったことを誇りに思い
愛郷心を持って暮らす人など理由は様々あることかと思います。
しかし、どんな理由で住んでいるにせよ、自分の住み暮らすまちが発展することや、活性化することに反対する人はいないのではないでしょうか。
我々は『からつ』を活性化させるために、これまで様々な事業を行ってきましたし、今後も継続して行っていく必要があります。
しかし、それらの事業を行う上で、対象者を単なる『参加者』としていてはこれからの発展は望めません。
我々の理念である『まちづくりができる人づくり』を創っていくためにも、『参画者』として様々な人たちと協働していくことが重要です。
志を同じくする者は何もJAYCEEだけとは限りません。
我々の理念を様々な人たちに共感してもらい、活動・運動の波紋を広げていきましょう。

地球市民
 JCの三信条でもある『修練・奉仕・友情』の1つ『友情』は『世界との友情』を指しています。
そして、我々には世界会議・ASPAC・国際アカデミーなど世界との友情に触れる機会が様々用意されています。
その中でも我々にとって最も身近な国際交流が、姉妹締結をしている大韓民国 麗水青年会議所との交流です。
一昨年45周年を迎えたこのLOM間の友情は、先輩方の努力と熱意によって今日まで引き継がれてきました。
 三信条の『友情』の項には『友情は国家主権に優先する』という解説がされています。
麗水青年会議所との交流を続けてきた46年の最中には国家間の軋轢もあったかと思いますが、それをものともせずに固い友情を育み続けてきた歴史があります。現在も日韓の関係は良好とは言い難い状況にありますが、そういった国家間の諸問題という障害を乗り越えて、青年会議所として、そして個人としての友情を育くみ、我々が率先して民間外交に取り組み市民へと民間外交の重要性を伝播させていきましょう。

指導力・経営開発
 企業の経営資源の優先順位を示す言葉として『ヒト・モノ・カネ』という文言があります。モノ(材料・物資)やカネ(資金)よりもヒト(人材)を大事にすべきだという考え方ですが、青年会議所においてもこの『人材』は何より大事にしなければならないものです。
 唐津青年会議所は昨年20名もの仲間が卒業を迎え、実に7割近くのメンバーが入会3年未満という状況にあります。また、理事経験者も減少し、組織力の低下が懸念される現状にあります。こんな状況だからこそ我々は学びを深め、個々がスキルアップしていかなければなりません。幸いにしてJCには様々なセミナーや各種大会でのフォーラムが用意されています。それだけでなく、青年経済人である我々が、自らの手でセミナーを主催することも可能です。メンバーひとり一人が積極性を持ち、JAYCEEとしてのスキルアップ、社会人としてのスキルアップの機会を逃すことなく邁進していきましょう。
また、会員拡大も我々に課せられた重要な使命です。量より質という言葉もありますが、質はメンバーひとり一人のスキルアップで補うことが出来ても、量は会員拡大でしか補うことが出来ません。我々の運動や理念を浸透させる最も効率的な手法は会員拡大です。我々の共感者を一人でも多く増やすために、メンバー全員で会員拡大に対して真剣に取り組んでいきましょう。

会員交流
 唐津青年会議所の組織としての強みのひとつに団結力というものがあります。確かに、例会の出席率や各種事業への参画者の数を見ても、団結力の強さは実感することが出来ます。これはひとえに会員間、OB会員、同期間などとの交流を密に行ってきた賜物で、それによって縦と横の繋がりが強固になってきたものと思います。
 我々は、この団結力という強みを決して手放さないようにしなければなりません。事業や大会に対して「自分の担当ではないから」、「自分一人くらい不参加でも変わらない」というような考えを一部のメンバーが持っただけで、この団結力という強みは崩壊します。一枚岩であらゆる物事に全力で挑む姿勢を次代に繋げていくためにも、全ての事柄を自分事と捉え積極的に行動していきましょう。
 また、姫路青年会議所、糸島青年会議所など他LOMとの交流も我々にとって貴重な機会です。他LOMの熱い想い、積み重ねられた歴史に触れ刺激を受けることは、唐津青年会議所の一員として活動・運動を行う上で、必ずプラスになるはずです。交流を単なる遊びの一環として捉えるのではなく、何かを持ち帰る貴重な機会と捉え行動していきましょう。
 出向に関しても、大きな刺激を受ける絶好の機会です。佐賀で、九州で、日本でより大きなスケールの事業に携わること、そして日本全国に存在する様々なメンバーと出会うことは必ず大きな財産となります。全世界に広がるJCのスケールを感じるためにも是非積極的に出向に踏み出しましょう。

総務・広報
 青年会議所はその名の通り会議をする団体です。事業や大会、例会などの内容は全て会議を通して決定されていきます。それだけに、会議を行う上でのルールには誰よりも厳格でなくてはなりません。定款や諸規則などに不備がないか目を光らせ、現状のルールがベストであるかを常に自問自答出来るような団体でなくてはなりません。
 また、青年会議所は広報力に欠けるということをよく言われます。チラシやポスターなど広報手段が限られていた時代には、費用の面などで満足に広報が出来なかったこともあったでしょうが、現在はSNSやWEBなど、様々なツールで青年会議所をPRすることが可能です。まずは、我々の活動や想いを他者に知ってもらうことが、『明るい豊かな社会』実現への第一歩です。新たな手法を貪欲に取り入れ、我々の存在を多くの人に認知してもらうよう行動しましょう。

むすびに
 『JCを楽しむ』ということはどういうことでしょうか。それは、『無難にこなす』ことでも『楽をする』ことでもありません。一所懸命に、誠実に、真摯に物事に取り組み、自らの限界に挑戦してこそ本当の楽しさを実感することができます。様々な事業を実行するにあたり知恵を出し、時間を使い、その結果得られる充実感、達成感が本当の楽しさではないでしょうか。そういった楽しさを経験したことのあるメンバーは、周りの人達に本当の楽しさを伝えなければなりません。そういった楽しさをまだ経験したことのないメンバーは、本当の楽しさを体験するためにあらゆる物事に挑戦しなければなりません。
 
自らを変えるために そして世界を変えるために
まずは自分自身がJCを精一杯楽しみ、そしてその楽しさを世界に伝播させていきましょう!