唐津神祭は唐津神社の秋季例大祭で、一般に「からつくんち」といわれる、当地最大のお祭です。16世紀の終わりに始まったと伝えられています。「くんち」は、「供日」と書くことから収穫感謝の意がこめられています。また、九日・宮日と書かれたことから神社の祭礼の日をさす意味もあります。
十一月二日 宵山
  いわゆる宵宮で、宵の刻、曳山は万燈をともして各町より神社社頭に勢揃いします。
十一月三日 お旅所神幸(神幸祭)
 神輿二基に供奉して、御神宝の曳山十四台が氏子区内を神幸し、 正午、明神台に至り、御旅所祭を齋行します。
  曳山が御旅所に勢揃いする曳き込みは、勇壮にして華麗、 からつくんち一番の見所です。
十一月四日 町廻り(翌日祭)
  神幸はなく、曳子と曳山だけの祭日で町中を曳山が走ります。夕刻、町廻りを終わった曳山を庫に納める際には、 興奮の中にも感傷的な雰囲気に包まれます。
 刀町の一番山「赤獅子」から江川町の十四番山「七宝丸」まで、いずれも勇壮華麗な十四台が登場します。ちなみに1台の製作費を現在のお金に換算すると1億5千万円になるといいます。
 この十四台の曳山は、それぞれ獅子や龍、浦島太郎と亀、兜など、昔話に登場する馴染み深いものばかりです。この高さ7メートル余り、重さ2トンから5トンの重量 がある赤や青、金など極彩色に美しく化粧された曳山を、揃いの法被姿に身を固めた若者たち数百人が威勢よく市内を曳き回すさまは圧巻、まさに現代の絵巻物です。
 この「唐津くんち」は、昭和33年に佐賀県重要有形民族文化財、また昭和55年に国の重要無形民族文化財に指定されました。くんち期間中の人出は50万人を超えています。
唐津供日(からつくんち)